分づき米を利用しよう

  • 玄米の機能性を知ったとしても、毎日は食べづらい。
  • 子どもの消化吸収機能がまた未熟だと感じる。

このような場合は、少し糠層を落とした「分づき米」を利用しましょう。

「胚芽」のみが残っているお米を「胚芽米」といいます。胚芽の部分には、糖質の代謝に必要なビタミンB1が含まれています。白米を胚芽の残った米に換えることは、不足しがちなビタミンB1をとても効率よく継続的に摂取できる方法です。
玄米に比べて消化しやすい点や、体調に応じて分づき加減を調整できることなどから、自宅に家庭用精米機を置き、体調に合わせて精米して食べるのが理想的です。精米後は酸化が進みますので、暑い時期は2週間くらい、寒い時期は1ヶ月程度で食べきることが理想です。

七分づき米 …見た目はほぼ白米
見た目も味も白米とあまり変わりませんので。玄米ごはんに抵抗の強い子どもなどがいる家庭で最初に取り入れるものとしておすすめです。

五分づき米 …糠を約50%ほど取り除いた状態のお米
胚芽の部分が残っていて、食物繊維も玄米に比べて多いのが特徴です。
七分づき米に慣れたらすみやかに五分づきにしましょう。

三分づき米 …玄米に近いお米。糠を30%ほど取り除いたもの
色はまだ茶色が目立ちます。玄米ならではの栄養素や、食物繊維は残っています。玄米よりは随分柔らかいですが、しっかり噛んで食べましょう。