【献立塾6期/オンライン受講】横綱級の「偏食」7歳男子!さて、ママはどう攻略するべきか!?

7歳の息子さんの「超偏食」でお悩みだった、愛知県在住のMさん。コミュニケーションを通して少食や偏食を改善する取り組みをした経験がおありでしたが、それだけではどうしても上手くいかず、「望みをかけて」献立塾に入塾されました。

私も、入塾前にお話を聞かせていただく中で「横綱級の偏食ですね!」・・・「先生、そうなんですよ…(涙)」となるくらい、色々やったけれど上手くいかない辛さを抱えてらっしゃいました。

そう、横綱級!
頑として「食べない」を見せつけるかのような息子さんでした。
(注:とても優しいお子さんです。)

今日は、Mさんの息子さんがどのようになったのか。
Mさんが、献立塾のなかで何を感じ、何を得ていたのか?をシェアしたいと思います。

とても長いですが、是非、最後まで読んでみてください。
きっと、ヒントがたくさん詰まっていると思います。

いずれも、ご本人の許可を得て掲載させていただいております。
(Mさんは、全てをオンラインで受けられました。)

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①離乳食の頃から、何年も
しんどい状態が続きましたね( ;∀;)

入塾前、具体的にどのようなことに
悩んだり困っていたのですか?
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息子の「超偏食」に悩んでいました。
どこに相談しても、何も変わらずでした。
そして、何もできない事に対して「無力感」を感じていました。

カウンセリングで「息子に食べることを強制してはいけない」と言われましたので、それも大事な事だと思って頑張って守っていましたが、そうすると食べられるものが全然広がらず、栄養面などとても不安で「このままでいいのか。イイわけないよな・・・。」と悶々としていました。

 

息子用と自分用の別々に食事を作っていましたが、どちらの食事内容も中途半端。テキトーで美味しくないので、食事のことを考えるのがほとほと嫌になり、どんどん手抜きが加速していました。今見直すと、グダグダでした!)

一方で、自分と生活習慣病の夫のための「ちゃんとした食事を作らなければまずい!」という焦りもありました。でも、そもそも健康的な食事とは何ぞや?何から始めればいいのか?が全く分からず困っていました。

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②7ヶ月経った今、
どのような成果を得られましたか?
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●息子の偏食に関して、どうしていくのかの「軸」ができました。
まさに「食育革命!!!」
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どんな「わたしの軸」かと言うと・・・

1、これは無理と親が勝手に決めつけず、様々な素材・味付けをすすめてみる。その時「食べたか食べられなかったか」より、○○したことを喜ぶ。

2、好きなおかずを増やす事を目指すのをやめる。
本人のストライクなものばかりを作ろうと思っていて、そこに無理があった
事に気付いた。息子は食に対する感覚は現在のところ「好きか嫌いの二択しかない」ため、今は「○○する時期」という意識を持ち、少しを何回も出し長い目でみてゆく。

3、息子の食へのこだわりを尊重しつつも、「これは必要」と思うものは嫌な理由をヒントに工夫をしながら食卓に出す。食べられるものは、素材や調味料、調理法にこだわりとびきり美味しく作る♡

4、献立塾で学んだ「4群点数法」を活用し、今、食べられない食材は代替品に置き換えて栄養バランスが良い献立にする。(私の安心につながり余裕が出る選択をする。)

他にも、学んだことは山の様にありますが、優先順位を自分で考えられるようになり、このように軸を持って実践する日々になりました。

上記の軸を持てるようになったら、息子への接し方にぶれがなくなり、彼も安心したのか味覚の過敏さがやわらぎ、受け入れられるものがほんの少しずつですが出てきました。

好きな味嫌いな味の二択しかなかったのが、「好きでも嫌いでもない、一口なら食べられるもの」が、ちょこちょこと出てきてきました。

これは、他の方から見たら些細な事かもしれませんが、超偏食で何年も悩んできた息子にとっては、ものすごい変化で、私は「えええ!食べられるんだ!」と、感動しました。

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●食事を苦痛に感じることもあった息子が、食事を楽しむようになりました。
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「お母さん、今日のご飯は何?」と聞いてきたり、「お母さんは料理が好きだから上手だね」と言ってくれるようになりました。

最近はカレーに色々な食材を入れても普通に食べられるようになりました。
以前(1~2ヶ月前)だったら、ほんの少しだけを分からないように加えただけでも「食べない」と言って拒否していた野菜なのに!

そして「お母さん、見えていなければ食べられるから、入れていいよ。」と言うようにもなりました!!!
以前はいつもと少しでも違うことをすると、すぐにバレてしまって、絶対食べなかったのに・・・すごく変わったなと嬉しいです。

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●息子の食に対する情緒、認知に共感できるようになってきました。
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「これは美味しいはずでしょう!?」という気持ちで「美味しいよ!」と押し付けていたけど、息子がどう思うのか・なぜ嫌なのかを聞けて、「そうなんだね・なるほど」と言えるようになりました。

それも、最初は「表面だけの共感」だったけど、この頃は本当に聴けるようになってきたので、私自身が成長したと感じます。心を向けて聴くって、こういうことかと体感できるようになって、育児の喜びを、悩みだった食事シーンで感じられるようになりました。

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自分と家族の食事について「何をどれだけ食べればよいか」が分かり、安心して食事作りができるようになりました。
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息子の食に悩むうち、自分が食べるものや食べる量に関心がなくなっていましたが、朝食のワークで美江先生からの「何事もまずは自分から」のコメントにはっとしました。

座学で知識を教えて頂き、ワークで私の食生活や気質に寄り添って頂きながら、「どれぐらいの量を食べると体調がいい?どんなものが食べたい?何が美味しいと思う?」と、自分の感覚に問いかけていくことで、自分のスタイルが出来上がっていきました。

今は「自分の作ったおかず、美味しい!」と思いながら食事を楽しんでいます。

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●毎日の献立がすんなり立てられるようになりました。
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栄養学の授業のおかげで、
「年齢、性別、体格などによって、何をどれだけ食べればいいのか」が詳しく分かり、それに沿った買い物サイクルもでき、ワークで実践を積んだら習慣化できて、無理なく献立を決められるようになりました。

決めたら段取りし、空き時間に下準備をしたら、あとは作るだけなのはすごく楽です。今までは「調理そのものがしんどい…」と思っていたけど、
「その前の段階で力尽きているし、すべてが夕食前に集中することが大変さを強調してしまっていた!」と分かりました。

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●夫が食事を頻繁に「うまい!」と言ってくれるようになりました。
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「今日の料理、何で味付けしてるの?美味しいね」と感心を持ってくれたり、いつもより簡単なおかずを出しているのに「手の込んだものを作ってくれたありがとう。」などと言われるようになりました。

夫は、以前よりも自分の体のことを考えて食事を選ぶようになりました。また、味覚的な好みだけでドカ食いしていたのが、糖質や塩分に興味を持つようになってくれました。
その上、毎晩沢山飲んでいたお酒も、控えるようになり、それが継続するようになったのです。

体重も減り、血圧も安定し、血糖値も下がったので、
主治医に褒められました。
ここ数ヶ月ずっと在勤で、通勤の時より運動をしていないのに、顔も体もスッキリしています。良いこと尽くしです!

夫の生活習慣病については、とても心配でした。
子どもはまだ小学校に低学年。人生、まだまだ長いですから。

病院からも色々と言われていましたし、私が何を言っても何をやっても途中で挫折してしまって、続かなかった経験が多かったので、変化の大きさと継続できていることは、とても嬉しいです。

入塾前は、買い物すら苦痛でしたが、今は「夫のためにも、もっと美味しくしよう♪」と、買い物に行っても食材選びが楽しいし、無駄な買い物は減り、作り甲斐があります。

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●体のだるさが軽減されました。
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持病も影響し、入塾前は午前の家事が終わるとしばらく横になっていたり、夕方の子供の習い事送迎の前に仮眠をとったりしていました。
でも今は、そんな日はごくまれで、だるくてたまらないことはなくなりました。回復も早いです。

「血糖コントロール」を学んで実践できていることと、○○の質と量の改善の成果が出てきたのかなと思っています。

 

素材や調味料を選ぶ軸が出来て、無駄なものを買わなくなったので、買い物・段取り・調理、全てが楽になったので、消耗する気持ちと体力が減って、余力が出てきたことも影響してるように思います。
この調子で活動できる体力をつけたいです。


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献立塾の感想を
率直にお伝えいただけますか?

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献立塾は、例えば茶道のような「道」でした。
映画『日々是好日』で、「先に形を作っておいて、後から心が入るものなの。」というセリフにあるように「まずは頭で考えなくてもできるように、ワークがある」というのが特徴的でした。

そして栄養の知識など、学べばすぐに分かる類の授業もあり、息子の偏食のような正解のないすぐにはわからないものには、じっくりと寄り添いつつも、本人(私)が考え、「自分なりの答え」を手にする余白を残してくださっていると感じました。

日々の献立でまずは型を繰り返す、それの積み重ねて出来ることが増えてゆき、ある時突然大事なことが理解できる。
最終的に、人として成長しているところが「道」と重なる講座でした。

献立塾は、美江先生がが一人一人に丁寧に寄り添ってくださりながらも、決して甘くはない、本気度 100%の塾でした。

手っ取り早く「料理のスキルだけ」を教えてもらいたい人には向かず、食を通じて人生を変えたい・良くしたい人に向いていると思います。

知識、レシピ、ワーク、実践、どれ一つも無駄なものはなく、必要なものがシンプルに、でも、深く7ヶ月に詰め込まれていました。

何と言っても、美江先生のレシピは最強でした!!!
料理のグレードが上がるなど、本当に美江先生の知恵が詰まった「レッスン book」 は素晴らしいです。

シンプルなのにどれもしみじみ美味しい、調味料本やネットレシピには載っていない、コツばかりで「これを知らなかっただけ」と思えるようになりました。

また、よい意味で食事に万能感を持たなくなりました。
美江先生のアドバイスもあり、「食事を変えたらすべてが解決するのでは」という期待を手放せました。
「とても大事だけど、それが全てではない」と思うと、気を楽に食事に向き合えるようになっていったんです。私にとって必要な考え方でした。

私は食事の事に限らず、何事も三日坊主で続かないのが悩みだったのですが、このワークで初めて「仕組みを作ると体が勝手に動く」という経験をしました。

 

正直に言いますと 、入塾当初、最後の「○○ワーク」はできる気がしませんでした。5日ならごまかせるけど(←オイ!と自分に突っ込む!)、それ以上は自信ないなって。

でも、それ以前のワークのおかげで、ちゃんと準備運動はさせてもらっていて、皆さんと共に練習して体に染み込ませることができたと分かったとき、本当に感動しました。

 

1つ1つのワークとそこまでに至る伏線…塾生それぞれが立てた目標(結果)」をみんなが手に入れている!

メソッドの素晴らしさを目の当たりにして、献立塾を走った当事者として忘れられないものとなっています。

 

真剣に取り組んだことで、自分の変化を感じられる今、
とても満足感しています。

あの時、献立塾に思い切って飛び込んで、本当によかったです。そうしなければ、私はまた、セミナージプシーをしていたと思いますから。

 

「息子の偏食が劇的に改善する正解な方法があるはず」と期待して学び、「思うような結果を出せない」と失望することを繰り返して、「こんなに私は頑張っているのに!偏食の息子が悪い」という思考になっていたと思います。

一番味方になるはずの親に責められ、息子は辛い思いをし続けるこ
とになっていたのではと考えると…ぞっとします。

 

息子の偏食に対する軸ができたことで、
人のアドバイスや本・ネットの情報に振り回されず、目の前の息子をありのままに見られるようになりました。

毎日の献立をうまくまわす仕組みを作り、それを実践するにあたって徹底的に寄り添ってくれるところが他にはない(普通料理教室ではない)、まさに「献立塾」だと思います。

 

料理のレシピや栄養のことを教えてくれる教室、偏食についての食育セミナーなどはたくさんあります。

でも、肝心の「その知識を自分の悩みにどう使えばいいのか」、「どうやって無理なく習慣化すればよいか」の部分は放置されていると感じます。
そこが一番難しいのに。

 

どんなにレシピをたくさん知っていても知識があっても、この「自分スタイルの仕組み」を作ることが出来なければ、過去と大して変わらない未来を過ごすことになる思います。
本当に、お料理教室ではなく献立塾でした(同期の言葉をそのまま拝借♡)

 

美江先生、7ヶ月間本当にありがとうございました。
ちょうど1年前の個人セッションで頂いたアドバイスは、とても大切なことだと思うものの、当時はあまり理解できていませんでした。

 

でも今、備忘録を読み返してみると、全部理解できるし出来ていることも多くて7ヶ月の成長がすごく嬉しいです。

美江先生は、息子の偏食について上辺だけの期待を持たせるようなことは決して仰らず
向き合い方や私の思考の癖について、何度も伝えてくださいました。

 

自分に自信がないので、誰かに正解を教えてもらおうとしていた私に、自分で試行錯誤させてくれて、いつもそれを褒めてくださいました。

「正解のないことに向き合う」、「頭で考えるよりも体で覚える」、それを体験させてくださったことに、感謝の気持ちでいっぱいです。

 

先生ご自身もたくさんの事に悩み、逃げずに本気で考えてこられた、真剣に学ばれた、その集大成が献立塾なのだろうと思います。
美江先生の深い知識、視点、人としての深み、てきぱきとした綺麗な動き、とても素敵で尊敬しています。

 

私は悩んでいましたが「自分で考えること」はしていませんでした。そしてまだ現実にはなっていない不安を考えすぎて、動けなくなっていました。

『自分の考えを信じて、ごちゃごちゃ頭で考えるよりまずやってみようと行動する。』
献立塾の入塾決断に限って、これが出来たことは美江さんに引き寄せて頂いたのだなと感じます。

 

今後は、この7ヶ月で手に入れた「幸せな食生活」を続けてゆきたいです。

自分の作った料理が美味しくて、栄養もあって、家族が元気でいる源になって、みんなが笑顔で食卓を囲んで、行事の時の食事が家族の思い出になって、すごく幸せです。

これから、成長や環境の変化はあっても対応できる柔軟さも持ちながら、迷ったときは献立塾に立ち返り、この感覚を忘れないよう過ごします。

精一杯学び、すがすがしく悔いはありません。
スタート地点に立てたことが嬉しく、私の財産です。

自分の悩みに真剣に向き合う、いいお仲間と出会えたこと。
みなさんの献立や振り返りが参考になったり刺激になったり、本当にありがたかったです。同じ地域から同じくオンラインで受講したメンバーにも出会えたのも幸運なことでした。

ありがとうございました。
そしてこれからもよろしくお願いします。

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愛知県からオンライン受講してくださったMさん、余すことなくのシェアをありがとうございました。こんなにたくさん書いてくださって、おどろきと喜びでビックリです。
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初めてお会いした時、

あまりの偏食の頑固さに、実は私も「どこまで何が変わるかは、やってみないと分からない。」とホンキで思いました。何も変わらなければ、一旦、今の仕事を休み、また1から、少食偏食対応の学び直しだな…。そうしてもいいかも?と、覚悟したほどです(笑)

Mさんは、出会った当初、ご自分で考える力をお持ちではあるけれど、その力を「不安」を考える方に使ってしまい、それに乗っ取られ、本来使うべき方向に考える力を使っていけてなくて、疲れてしまっている。
という感じでしたでしょうか。

お見せいただいた入塾前の献立には、「頑張って作ってます。でも、これ以上は無理なんです。」という切実な訴えと、八方ふさがりな様子があらわれていました。そうしたくてそうしている訳ではない、がひしひしと伝わってきたのを覚えています。Mさんも、「献立塾は、自分への誕生日プレゼントです!」と教えてくれましたよね(*^-^*)

そこから、1つ1つ地味なことから修正していって、おどろきの気付きと何度も出会って、感動を喜びが6期全員に波及した時間でした。

Mさんは「書」の先生のご経験がある方なのですが、ご提出いただいた「何気なく書かれたメモ」までがまっすぐな字で!食事ではなく、別の「続けること」の威力を知った時間でもありました。

Mさんがまとめてくださった、6期メンバーからの贈り物は
私の宝物です。これを見るたびに、6期のメンバーさんと共に乗った船(食育革命第6号)を操縦した日を思い出します(*^-^*)

Mさんのおかげで、私もたくさんのことを学ばせていただきました。
私も、Mさんと出会えて本当に嬉しいです。出会ってくださってありがとうございます。これからもよろしくお願いします(*^-^*)

感謝をこめて。

↓「美江さんってこんな感じ」を感じ1文字で表してくれました。
それらを、Mさんが書と切り絵でこのような作品にしてプレゼントしてくれたんですよ。皆さんがどうしてこの字を選んだのかの一言一言が、心に沁みました。

※Mさんは、最初「少食・偏食改善のための個別セッション」からスタートされ、1Dayセミナーでも学ばれました。
まずは1Dayセミナーから。そして、1Dayセミナー後は、個別セッションもご活用ください。