調味料について(しょうゆ・みそ)

%e3%81%97%e3%82%87%e3%81%86%e3%82%86%e3%83%bb%e3%81%bf%e3%81%9d日々の食生活をよりよくしたいと思ったとき、一番始めやすいのは基礎調味料を変えることです。
手間をかけて作られた調味料は、少し値段が張るものもありますが、一度購入すれば長期的に使用でき、続けやすいというメリットがあります。調味料の選び方次第で、「我が家の味」が変わり、手間をかけずにおいしい料理を作ることができます。それぞれの調味料の特徴を知り、使い方のポイントをおさえて実践することはおいしい料理に直結します。今回は、しょうゆと・みそについてお伝えします。

1.しょうゆ

「しょうゆとみそで我が家の味が決まる」とも言われる、その家の味を決めるほどの中心的な役割を担っている大事な調味料です。しょうゆは、すべての家庭料理の味を左右すると言っても過言ではありません。
しょうゆの原材料は、「大豆・小麦・塩」です。1~2年かけて天然醸造されたものには、独特のうま味、コク、香りがあります。加熱して使用する際はせっかくの香りがとんでしまうので、2度に分けて入れるのがコツです。
また、色の薄い「薄口しょうゆ」は、色は薄いですが、塩分の含有量は濃い口しょうゆより多いという特徴があります。素材の色や味を活かしたいときに使いますが、控えめに使うことがポイントです。

2.みそ

みそは、蒸した大豆に麹と塩を加え、半年から1年以上かけて発酵させて作ります。麹の種類によって、豆みそ、麦みそ、米みその3種類があります。腸内の善玉菌を増やし、腸内環境を整えてくれる働きがあります。
みそは、2種類のみそを合わせて使うとよりおいしく、複雑な味わいを楽しめます。また、季節に応じてみその種類を変えるのもおすすめです。
みそ汁は、グラグラと煮立てないことが鉄則です。みそを加え、汁がふっと煮立ってくる「煮えばな」で火を止めましょう。みそ汁が一番おいしい食べどきです。みそには、素材の臭みをマスキングする働きもあります。