小学校低学年(6歳児・7歳児)の食事内容について。「おかずの量」の目安はこのようにして確認します。好きだからといってたくさん食べさせると体は迷惑です。

「少食の子は何をしても食べない」「そのうち食べるようになるから成長を待つしかない。」そう言われて、納得できていますか?自分の子どもに対しての具体的方法は試していくこと。成長を見守っていい場合と、すぐに改善した方がいい事、見極めていただきたいなと思います。

パンなら食べるけど、ご飯をいまいち食べてくれない。おかずばっかり食べる。きのこ類が苦手。葉物苦手。ソーセージなら食べる。
食事量がとにかく少ない。

上記はほんの一例ですが、子どもの少食(小食)・偏食の悩みは様々で、初めての育児で「成長に必要な栄養が摂れているのだろうか」と心配になるお母さんも多いのではないでしょうか。

子どもの成長とは細胞の数がどんどん増えていくこと。細胞分裂が盛んなイメージをしてみましょう。もしくは、急ピッチで進む最新・多機能マンションの
建設現場のイメージでも構いません。

脳も育ちますし、来上がった細胞は常に新しい物と入れ替わります。

設計図をもとに、高精度でマンション(健全な体のたとえ)を期限内に建築するには、まずは「素材」がそろっていることが大前提です。建築現場なら、鉄筋・木材・コンクリート・断熱材・水…などでしょうか。ヒトの体では五大栄養素がそれぞれに必要な量、用意されている必要があります。不足があると作れませんし、多すぎても邪魔で他の作業がやりにくくなります。つまり、大人と比較して各臓器の発達が未熟な子供の体にとっては、「必要以上のものがある」のは迷惑なのです。ただでさえ、いっぱいいっぱいの状態で働いているのですから。

小学校入学前までの食事は「和食」を軸に考えます。最も食べてほしいのは「胚芽部分が残った米」です。年齢に応じて雑穀も取り入れます。
夕食で、1日の栄養の3~4割を摂る場合、たんぱく質を多く含む食品を使った「主菜(メイン料理)」の量は、4歳前後ならお母さんの半量程度、小学校低学年(6~7歳)ならお母さんの3/4程が目安です。

(お母さんの量=お母さんの身体活動レベルふつうで算出。ブリの切り身なら”指は含まない手のひら”程度の大きさ。)

体格や性別によっては、これ以下の量でも問題ありませんが、食べ過ぎや主食に偏る、「主食は食べるけれど、おかずは食べない」などの偏りが無いようにしましょう。豆類・野菜・芋類・海藻類には子どもの体の成長に必ず必要であり、食べ物からしか摂ることがができない必須栄養素が含まれています。主食だけ食べていたのでは不足してしまいます。

逆に、おかずばかり食べて主食が少ないと脳のエネルギー不足になります。枯渇感を感じた子どもの体は、「食べ物くれ!」と大騒ぎ始めます。(お母さんも主食不足にご注意ください。)

味付けは、醤油・粗塩・味噌をベースに「塩味」を中心につけています。豆類・根菜・芋類・海藻類が含まれた献立とし、色々な出汁の取り方で汁物のベースに変化をつけて飽きない様に工夫します。

工夫とは、料理を可愛く作るとか、子どもが好きなピックを立てるとか、一見、子どもが好きそうに思われるテクニックは必要ありません。もちろん、それらが好きで得意で、毎日やっても苦にならないのであれば続けられると良いです。(その方の特技となります。)
しかし、もともとそれらに違和感を感じる方や「そもそも、そんな部分頑張れない」という方々は、小手先のテクニックを磨くより、根本的な「土台」部分にアプローチした方がいいタイプです。

今日からできる工夫の1つは、「出汁のバリエーション」を考えてみるということです。

煮干し出汁・昆布だし・昆布とかつお出汁・合わせだし・干し椎茸だし・干し貝柱出汁・貝の出汁・きのこ出汁・切り干し大根出汁・潮汁・・・ざっと10種類もありますね(^^) 煮干し・昆布・昆布&かつお・合わせ・干し椎茸、を使う場合は「水に6時間漬けておくだけ、ほっとけ出汁」です。すごく手軽で、献立塾の塾生さんは、100%の方が実践できるようになられています。

汁物の味付けは「塩味」がポイントです。味噌は塩味を「味噌」でつけたもの。バリエーションは、「醤油とみりん」「塩麹」「醤油麹」です。塩味を何で付けるか?という土台部分に目を向けてみることをお勧めいたします。同じ具材でも、出汁が違えば汁物の印象が全く変わります。子どもの味覚も磨かれますよ(^^)

好き嫌いがあったり、少食のお子様は、量を食べられるようになる訓練をするのではなく、この「味覚を育てる」「味覚を磨くレッスンをする」ということを日々継続的にやっていただきたいと思います。

量を食べられない子は、本来とても鋭い味覚の持ち主であったり、必要量が少ないタイプかもしれません。本当に必要な物が分かる素晴らしい力を持っているのです。それを信頼し、その良さに寄り添うゆったりとした気持ちで、食事内容を見直してみましょう。

「全部食べたら、ご褒美にお菓子食べていいよ」
「全部食べるまで、ごちそうさましてはいけません」

これらの言葉で食事を全部食べさせようとしているなら、それは少し考え直した方が良いと言えます。全部食べられなくても構いません。お腹いっぱいになったのかも?と感じたら、さっさと下膳してしまいましょう。次の食事まで、しっかり時間をあけて、おなかを空かせてあげてくださいね(^^)

栄養士・食育コンサルタント
小寺美江

子どもの脳・カラダ・味覚が健やかに育ち
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