ポーチドエッグ入りの味噌汁を綺麗にカンタンに作るコツ

食育革命コンサルタントの小寺美江です。

先日、朝食のお味噌汁に「落とし卵を入れています」という写真を公開したところ、「アクが出ませんか?」「綺麗に作るコツはありますか?」とご質問いただきました。ちょっとしたコツがあるのでお伝えしたいと思います。

小さなお子様がいらっしゃる家庭でも、このようにして料理すると取分けで離乳食にもなりますし、幼児食としても適切です。

卵は、たんぱく質のアミノ酸組成が理想的なバランスで含まれており、吸収のよい鉄や、ビタミンC以外のビタミン類を含む、とても質の高い食材の1つです。ビタミンB群は糖質・脂質の代謝に必要であり、ビタミンAは皮膚や目を丈夫にする働きがあることから、美肌・老化防止に役立ちます。

卵にはコレステロールも含まれるため、食べるとコレステロールが上がると思っている場合は、時代遅れです。「血液検査でコレステロール値が高い」のは卵だけが直接的な原因ではなく、食生活や年齢等、個々の全体の状況を確認し、飽和脂肪酸の過剰摂取になっていないかなどから改善していく必要があります。詳しくは、食事内容や血液検査の結果等を個別セッションで拝見し、改善方法も明示しております。

我が家では1日に1個の卵を食べるようにしています。多くとった日は、翌日以降で食べない日を作り、3日で調整します。朝食はほぼ「ご飯」ですので、味噌汁の中に「卵ぽっとん」で効率よく、食べる事もあります。これが、ものすご~く美味しんですよね(*^_^*)

卵の甘味が強く感じられ、使う味噌の量も減らすことができ、とても重宝する一品です。「ご飯だとおかずを作るのが大変で・・・」などという声を聞きますが、「パンだったらおかずと作らなくてよくて、ご飯はつくらないといけない、」ということはありません。発想を少し転換してみましょう。

【作り方のコツ】

①お野菜が煮えた後、火を弱めて写真のように卵を入れます。ここで、少し蓋をしますが、吹きこぼれに十分注意する事。また、ぐつぐつ強火で煮ません。

周りにうっすら膜が張ったら、味噌を加えます。”煮えばな”を確認したら火を消し、そのまま放置します。予熱で火を通します。

③もし、「半熟ではなく固ゆでタイプが好み」という場合は、火が通ったのを確認してから、味噌を加えます。味噌が最後だけは守るようにすると、美味しいお味噌汁になりすよ♡

卵の賞味期限は思った以上に長いです。

卵に書かれてある賞味期限は「夏場に生で食べる」のが前提であり、冬場(気温10℃以下)あれば、産卵から57日間も生で食べられるそうです。加熱するのであれば、さらに長い間食べる事が可能です。(参考文献1)驚きですよね!消費期限が過ぎちゃった!と焦って食べたり、廃棄するのではなく、次の購入で量を調整し、大切に卵という命をいただきたいですね。

参考文献1:賞味期限のウソ 井出留美著